Electroless nickel

無電解めっきとは、電気ではなく化学反応を利用しためっき方法です。 

部品種別   :自社サンプルプレート

  状 態  :熱処理前  

  硬 度  :Hv 500 前後

  部品種別  :自動車ピニオンシャフト 

  状 態  :熱処理後  

  硬 度  :Hv 900 ~ 1000

  部品種別  :自動車ピニオンシャフト

めっき皮膜の優れた均一性+硬質クロムの代替利用も可能

複雑な形状の製品を電気めっきで行うと、電流の偏りが生じることでめっき皮膜が不均一になる傾向があります。対して無電解めっきでは、製品のすべての表面において化学反応がおこるため、めっき皮膜は均一になり、皮膜特性を十分に発揮できるのです。

めっきの後工程として、熱処理を加えると硬度が増します。これにより、硬質クロムめっきの代替として利用されることもあります。 

熱処理

機能処理温度
皮膜硬度向上エージング処理335±20[℃]